井田城跡

◆晴明白龍大神縁起
　岡崎発展の歴史にはその基礎に井田城の存在があり徳川三百年の泰平に大きな役割を果たしたのであります。
　応仁より天文年間までの約百年に亘る特筆される激戦が四回もありいわゆる井田野の合戦と云われこれに勝ち抜いたのでやがて徳川が覇を制することが出来たのであります。
　ここは岡崎城と大樹寺を結ぶ直線上にあり連携もよく眼下は一望の平野が開け天然の堅塁としての地形を具備して居りこの井田城を守る代々の将兵は強く(私等の祖先）堅忍不抜、勇猛果敢の精神はここで培われ父祖伝来の三河武士の魂は井田城に於いて発揮されたのであります。
　その三河士魂を神格に表現し晴明白龍大神と尊称して奉斎したものであります。

 

　井田城の詳細は不明ですが、酒井忠次を輩出した酒井家の城にふさわしい非常に立派な城址碑がつくられています。公園となっている城跡は少し高台となっているので、下から見れば切岸のように見える箇所もあります。城跡には車で乗り上げてしまえる駐車スペースもありますので、簡単に散策して次に行くといったスタンプラリー的な城攻めが可能です。そういえば史跡指定されている中で「亀井戸」というものがあるようなのですが、確認することを忘れてしまいました。