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重原陣屋跡


登城日:(2005.06.08)
所在地: 刈谷市下重原町5丁目
 

【歴史】 | 【資料】 | 【私見】

歴史
浄福寺前にある石碑  三浦氏に代わって西尾から刈谷藩主となった土井氏は農民への重負担が過ぎた為、寛政の一揆が起こってしまう。これにより幕府から村替えの処分を受け、重原、野田、半城土、高須、小垣江、犬ヶ坪村等18か村を奥州福島領(幕領の一部)と交換することとなった。以来、福島藩はここに陣屋を構え、郡代により三河の飛地を治めた。
 福島藩は幕末に一時中絶したが、明治二年(1869)に三河国内に150か村を与えられた重原藩が誕生し、同じくこの地を陣屋として治めるようになり、明治四年(1871)廃藩となった。

『歴史の小径』刈谷市郷土資料館より

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資料
 

私見
陣屋跡であるJA重原支店  JR東海道本線「刈谷」駅から東に700メートルほどのところにあるJA重原支店がかつての重原陣屋跡になります。現在は面影が残りませんが、すぐ南にある浄福寺前に陣屋碑が置かれています。その横には「従是東福島領」と書かれた石碑もあります。こちらは知立市にあったもの(牛田村と池鯉鮒宿の境)を移してきているそうですね。
 ちなみに陣屋で使われていた門は半城土町にある願行寺の山門に、玄関は十応寺にそれぞれ移築されています。この辺り狭い路地が入り組んでいてわかりにくいですから先に刈谷市郷土資料館に行って「歴史の小径」冊子を貰ってくるとかなり楽に散策することができますよ。
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