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金子城跡


登城日:(2006.08.12)
所在地: 新居浜市滝の宮町 、滝の宮公園
 

【歴史】 | 【資料】 | 【私見】

歴史
山頂にある金子城の石碑  金子城がいつ頃築城されたのかは不明であるが、新居郡の地頭金子氏によるものであることは間違いないようである。
 金子氏の名が初めて見られるようになったのは弘安五年(1282)金子頼広の頃である。ついで暦応元年(延元三、1338)にはカネコ康弘が細川氏について生子山城を攻略している。少なくともこの時期には城があったとみられているようだ。
 その後は新居郡内の地頭同士の激しい争いが繰り広げられたが、やがて金子十郎元成がこれを鎮め、高峰城主石川氏のもとで台頭していった。
 天正十三年(1585)、小早川隆景・吉川元春らが四国に攻め入ってきた。圧倒的な数的不利の状況下で金子元宅は徹底抗戦の構えでのぞむもあえなく落城となる。

『日本城郭体系16』新人物往来社刊参照

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資料
 

私見
公園入り口脇にある碑  金子城跡は現在滝の宮公園として整備された広大な面積を誇る市民の憩いの場として生まれ変わっていました。駐車場を過ぎた、右手側の墓地へとあがる口に「天正之陣滝の宮口」とあるのは毛利軍との激闘の様子を今に伝えているのでしょう。
 公園は上まで車であがることができるようになっています。標高80メートルという比較的低い山ではありますが、公園の敷地としては広く、どこまでが城跡なのか見極めるのが大変です。かなり改変されてしまっているようなのですが、山上の駐車場から右へ登る高所が城跡のようですね。頂上に城址碑があるのが救いです(^^;。しかし眺望はかなりありますね。比高以上に広がる景色はさすが城跡といったところです。
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