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松ヶ瀬1号台場跡登城日:(2007.05.05) 所在地: 大飯郡おおい町大島 |
歴史 |
1号台場跡は海に向かって横一文字に並ぶ高さ約0.8〜1.2メートル、長さ約6〜8メートル、幅約7〜8.5メートルの土塁6基と、土塁に挟まれた5ヶ所の砲眼(大砲の砲口部)があります。全長は約50メートル、砲眼の砲口幅約1メートル、開口幅3〜4メートルです。土塁の内部には堀跡があり、外周には排水等のための溝が配置されています。 ◆溝跡 1号台場跡は、山肌側の斜面を削り、その土砂を層状に叩き固めて、海側に直線状の土塁と砲眼を構築しています。全長約50メートルです。 土塁の外側には、東南から西北へ延びる全長約85メートル、幅約1メートル、深さ約40センチの溝が作られていました。 溝の南西部の外側からは直径約30〜60センチの穴が多数見つかっており、台場に付属する柵などの構築物跡ではないかと考えられています。また、溝の外側から約60センチの角礫が多数検出され、柵などの礎石に使用されたのではないかと考えられます。 『松ヶ瀬1号台場跡案内板』より
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資料 |
私見 |
松ヶ瀬台場は、小浜湾を西側から隠すように覆いかぶさった形状となっている岬にありました。国道27号線をJR小浜線「若狭本郷」駅そばの青戸の大橋を亘ってひたすら海岸沿いをまっすぐに走ります。突き当たりまでいくと、左右に分かれる箇所に出ますのでそこを右を選び、あとは赤礁崎オートキャンプ場を目指すだけです。同キャンプ場の中に松ヶ瀬台場が2つ、綺麗に復元されているのです。 1号台場は案内板でその構造が非常に分かりやすく説明してあるだけでも十分なのですが、実物を見ただけでもまさに「そのまんま」な状態を確認できますね。もっとも土塁の前にはオートキャンプ場の施設が建っていますので台場としての役割が果たせないですが(^^;。
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