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江馬氏下館跡


登城日:(2007.05.04)
所在地: 飛騨市神岡町殿
 

【歴史】 | 【資料】 | 【私見】

歴史
段丘に広く建っていたであろう江馬氏の館跡。  江馬氏下館がいつ頃誰により築城されたのかは不明である。江馬氏の出自自体が明らかでない。十三世紀中頃、伊豆国江馬庄を所領としていた北条氏か、その在地御家人であった者が飛騨に所領を得てこの地に住みついたのであろうと考えられている。やがて十四世紀には有力な地方豪族として室町幕府と結びつき、十五世紀末には荒城郷一帯に勢力を拡大、やがて武田氏や上杉氏と戦い、永禄八年(1565)には越中まで勢力を伸ばしたようである。
 天正十年(1582)10月に、江馬輝盛が飛騨の覇権をめぐり三木自綱と戦ったが破れ、本城であった高原諏訪城も落城したとされる。

『岐阜県中世城館跡総合調査報告書 第4集(飛騨地区・補遺)』岐阜県歴史資料保存協会刊

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資料
 

私見
工事中でももうちょっと入れたら・・  東町城から南東500メートルほどの山麓段丘にある江馬氏下館跡に行ってみました。裏手に聳える山上には江馬氏の本城である高原諏訪城があるのですが、今回はそこまではいきません。
 結構大きな扱いで(のように見える)地図にも載っていますのでかなり期待していたのですが、なんと江馬氏下館は現在復元工事中のようでした。一帯を立ち入り禁止とし、建物も建っているのですが大部分がブルーシートで覆われてしまっていて写真を撮ってもかなり残念な状態になってしまいます。
 そういえば長野の松代城に行った時も工事中の写真しか撮れず、あとで完成した姿を他のサイト等で見たときの悔しさを思い出しました。うう・・ここもまたそのパターンなんですね。 ました。
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