
世界遺産「白川郷」にあり、荻町集落を見下ろす高台に存在していた荻町城。現在は伝櫓台跡からの景色が絶好の撮影ポイントとなっていました。築城時にもおそらく同じような役割を期待されていたのでしょうね。城は西に張り出した丘陵先端部にあり、現在も見事に残る大きな堀切によって遮断されています。空堀はそのまま斜面を竪堀状に落ち込んでおり、掘切の内側には土塁が残されています。さらに土塁の一部には石垣が使われていたことも確認できます。現状ではよくわかりませんが、発掘調査によって内枡形の虎口が見つかったようです。とはいえ、現在はひっきりなしに訪れる観光客の目を楽しませてくれていますね。

ところで・・「荻」と「萩」ってほんと間違ってしまいますね。ネットでも間違いが多く見られました。私も気を付けないと(^^;。それと、メインのほうの展望台には『大展望台お食事処 天守閣』という二階櫓(笑)があり、一瞬そちらも城域か?と思ってしまいました。こっちも気を付けないと。