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蝉土手城館跡


登城日:(2006.04.22)
所在地: 岐阜市鷺山東蝉
 

【歴史】 | 【資料】 | 【私見】

歴史
宅地化され消滅しようとしている蝉土手城館跡  蝉土手城館の詳細は不明である。地誌によれば四方を土塁でめぐらされた方形城館であり、西側に出入り口がある構造となっていたとあるようだが、近年の発掘調査ではその出入り口は見つかっていない。
 近隣の鷺山館や枝広館などとの関連性が考えられているが、守護に関係した館の一つではないかと見られているようだ。

『岐阜県中世城館跡総合調査報告書第2集』岐阜県教育委員会刊参照

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資料
 

私見
宅地化され消滅しようとしている蝉土手城館跡  蝉土手城館跡は、岐阜県中世城館跡総合調査報告書によれば一辺が約120メートルという大きな方形の城館跡であり、土塁がめぐらされていたようです。現地に行ってみますと新しい住宅がいくつか建っていますので最近整備をされ、すっかり消滅してしまったようでした。
 しかしあとで調べてみると区画整備に伴う発掘調査が行われていたようです。その報告書を見てみますと16世紀初めに作られた堀が見つかっています。幅約7メートル、深さ2.1メートルということで平地城館のものとしては相当大きなものだと思います。堀の断面はV字形となる薬研堀で、周囲にある平地城館が有するものとは異なっているようで、今後新たな発見が待ち望まれますね。現在は部分的に土塁跡のような盛土がL字状になっているように見えますが関係ないのでしょうね(^^;。関係ないですが、その盛土でキジと遭遇しました。結構キジ遭遇率高いんですよ、私(笑)。
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