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青木城跡 登城日:(2004.05.01) 所在地: 因島市重井町青木 |
歴史 |
◆青木城の由来 青木城は海抜50メートルの丘頂部分が東方の大手門にむかってのびており、往時を偲ぶかのように郭が五段に連なっており、今も武者走りが残っておりその続きの方は民家が建ち。東端は急な崖になっている。 搦手はほぼ同じ高さで南北二連の郭が搦手門へとつづいている。この位置を裏門と呼び今なおその裏門を屋□として名のっている家もある。 青木城の最頂にたつと遠く東南の方向に因島の主城青影城があり、ここからの「のろし」煙の信号を傍受し交信をしていた。 又水軍のお城らしく龍王社を祭っている祠があり、反対側には城の西南に鬼門鎮として八幡社を祭ってある。 またお城の山麓は的場とか裏木戸という呼び名が地名として今も伝えられている。 築城年代については不明であるが、永禄十年(1567)に因島村上新蔵人吉充が向島立花の余崎城より移り、居城としたと云い、築城もそのころであろうか。「本朝武家高名記」に依ると能島村上義顕の子顕長の居城であったと記されているが、その時期などもさだかではない。 ◆青木城跡 標高50.6メートルの山城で、因島村上水軍の村上新蔵人吉充が永禄十年(1567)に本城としたものです。 尾道の南西、三原の南東約5里の位置にあり、本城を中心に北に大手、南を搦手とし、比較的旧状を保った郭が5段連なり、武者走りなども残っています。 ここからは、三原瀬戸、布刈瀬戸、備後灘まで見え、三原城の前面を押える最高の位置となっています。 『青木城跡案内板』より
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資料 |
私見 |
因島北ICを降りて、まずは因島北部の城跡をめざします。青木城跡へは重井町の重井郵便局を目指すとわかりやすいです。郵便局の前に木製の案内板がありますが、非常に読みにくいのが難です。そして城跡へはそこにも矢印がありますがわかりにくいので、道なりに30メートルほどいった先にある散髪屋さんの手前を中に入っていくことになります。 標高50メートルですので簡単に攻略することができますが、それでも城の構造がよくわかるほど地形は良好に残されています。5段にわかれた郭を順番に通っていけば最高所にある龍王社に到着します。途中矢竹が植わっていたり、みかん畑脇を通っていくのですがこの辺のことでしょうかね、武者走りは。 見晴らしはよくなかったですが、なかなかよかったので次も期待して因島内の城攻めを続けます。
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