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猪名寺砦跡 登城日:(2004.11.12) 所在地: 尼崎市猪名寺1丁目、法園寺 |
歴史 |
法園寺が建つ猪名寺1丁目は白鳳時代から「法隆寺式」伽藍配置の寺院が建てられていた。砦として機能していた頃のことはよくわかっていないが、元弘三年の赤松円心と六波羅探題との戦い、荒木村重が伊丹城にて織田軍に取り囲まれた際など長きにわたって歴史に翻弄されてきた地であったことだけは間違いない。 ◆猪名寺廃寺跡 伽藍配置は「法隆寺式」で、塔と金堂が東西に並び、これを中門からでる回廊が囲み、講堂がその北側に配されています。 塔心礎は円形凹状柱座をくりこみ、柱座とは別に同一石面上に舎利孔をもっています。また各基壇や周囲の階段は凝灰岩でつくられています。 出土した遺物の大半は瓦類で、白鳳時代〜室町時代にわたっています。特に白鳳時代の軒瓦は、「川原寺式」と呼ばれているものです。 寺域全体については未調査のため詳しいことはわかりませんが、阪神間では最もよく旧状を残している廃寺跡です。 伽藍は天正六〜七年(1577)の荒木村重と織田信長の合戦の際に焼失したものと思われます。 『猪名寺廃寺跡案内板』より
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資料 |
私見 |
JR「猪名寺」駅を降り、東に約20分ほどで「猪名寺廃寺址」の碑がある法園寺につきます。南側は密集した住宅地ですが、背後は自然が残っています。比高はさほどありませんので地の利を生かした拠点ではなさそうです。
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