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板井城跡 登城日:(2004.05.23) 所在地: 篠山市上板井 |
歴史 |
板井城は、応安四年(1371)頃山名氏清により築城された。が、城には守護代の小林左近将監が居城していたようである。 明徳二年(1391)の乱に大敗した山名氏清・満幸らは南紀に逃れていった。その後丹波守護に細川頼元が、守護代には小笠原備後守成明がつくことになる。 応永六年(1399)の大内義弘の乱にも山名時清らは再度挙兵するがまたも大敗、しかし応永十六年の氏清の33回忌の折に将軍義満から氏清在世の功を賞され、時清は宮田荘を領することを許され、板井城へ復帰することができた。以後60年間山名氏がこの地を支配していく。 戦国の世には山名小太郎がこの城に拠ったと伝えられている。 『日本の中世城館調査報告書集成15』東洋書林刊参照
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資料 |
私見 |
板井城跡は、宮田集落を一望できる小高い山上にありました。『日本の中世〜』の図とは少し違った印象を受けるのですがここでいいのでしょうか(^^;。 私は南面の館跡だったあたりからとりついてみましたがさほど急でもないのですぐに尾根上に到達できました。そこから北東方面へ緩やかな傾斜をあがっていくのですが、この辺りが第三郭なのかな?と少し不安になります。 最高位にあたる主郭部分には土を盛った段差が形成されており、明らかな郭跡は確認することができます。うーんかなり消化不良で不安が残るのですが、とりあえずこれで置いておきます。
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