柏原城は、麓にある出雲大社の南側にある標高55メートルの山上にありました。たまたまご住職にお話を伺うことができ、この城は「ほっきじょう」と呼ばれているということでした。が、残念ながらどんな漢字なのか聞くのを忘れてしまってました(^^;
出雲大社南側の墓地の西側脇から登城道がついていましたが、雪のために竹薮が大きくしなっていて、口を閉ざしています。が、その横を少し薮こぎしたら登城道に合流できましたのでそのまま上を目指します。
ちょうど山の北側をぐるりとカーブを描いたような急な坂道がついているのでそこを登っているのですが、雪と落ち葉が積もっているのでうっかりすると下まで急降下となりかねません。慎重に登りきると少し開けた平地があり、そこから緩やかな傾斜、そして段差があり、頂上部には大きな削平地がありました。この段差には石積みらしき石が並んで半分ほど埋まった状態になっています。かつては階段のようになっていたんでしょうか?
資料によると頂上部の郭跡は20メートル四方以上の規模らしいのですが、今の季節でもかろうじて確認できる程度です。季節を誤ると全然わからないほど草が生え放題なんでしょうね。ま、出城程度でしょうからたいした遺構は期待していませんでしたのでこれで十分です。あとは出雲大社裏手の地蔵の、さらに裏に関連した五輪塔があると住職から聞いたのですがよくわかりませんでした。