柏尾山城は衛六年間（１５５８〜７０）の構築ではないかと推定され特長のある「畝形阻塞」の名残りをとどめている。粟生田氏（赤松家臣）の居城で「赤松家播備作城記」によると天正六年（１５７８）羽柴秀吉の播磨攻略によって落城とある。

 

　柏尾山城跡は大嶽山山頂にあります。山麓に案内板が設置されておりましたので案外楽に登れるのかなと思ったのですが、期待していた北側に位置する車であがれる道路は残念ながら封鎖されています。どうやらこの辺りは桜の名所のようですので、季節がら封鎖されて桜を大事に育てられているのでしょうか。
　南側に回りこむと山頂部にあるテレビの受信塔が見えます。そこから北へと何段かの削平地が続き、東側には５本の竪堀が畝状に続いているようです。この目で確認できないのが残念です。
　南側を歩いていると上へと続く道がついていました。その先には墓地があり、どうもその墓地へいくための道だったようですが、墓地の右側からそのまま奥へと入っていけそうです。藪も傾斜もさほどではなかったのでいけそうだったのですが、ここは季節をあらためて来ることにします。