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湊川陣所跡
登城日:(2004.11.10)
所在地: 神戸市兵庫区会下山町、会下山公園
 

【歴史】 | 【資料】 | 【私見】

歴史
今では立派な石碑が神戸の港を見下ろしています。  建武三年(延元元年、1336)、楠木正成は九州より東上してくる足利尊氏勢を迎え撃つべく、新田義貞と共に会下山に陣を張った。世に言う「湊川の合戦」である。
 早朝から始まった戦いは、正成ら楠木勢が奮戦したものの衆寡敵せずあまりにも違いすぎる兵力の前に次第にその数を減らしていく。そして約6時間の死闘の末、正成は死に場所を求め、湊川の地にてその生涯を終えたのである。
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資料
 

私見
早朝の神戸を見下ろします。  標高80メートル余りの高所、会下山公園一帯がかつての湊川陣所跡です。最高所には大きな石碑がたてられ「大楠公湊川陣之遺蹟」と書かれています。私が訪れたのが偶然にも早朝でしたので、季節は違いますが正成が当時見下ろしていた景色を想像せずにはおれませんでした。海上一面を覆い尽くすかのような足利勢の船団を前に正成は一体何を考えていたのでしょうか。
 そんな私の後ろではジョギングや体操をしている中高年の方が元気に体を動かしておられます。平和になったものですね。
 また、ここから歩いて15分程度かと思うのですが、湊川公園には馬上にて奮戦する正成の銅像が造られています。ぜひ撮影したかったのですが通勤前に立ち寄っただけでしたので時間的に間に合わず断念しました。(--;
 激しい戦争が繰り広げられたのがまるで嘘のように感じられるさわやかで平和な神戸の朝だったのでした。
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