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満田城跡
登城日:(1999.04.11)
所在地: 三木市志染町三津田
 

【歴史】 | 【資料】 | 【私見】

歴史
満田城への登城道です  この城は三津田と戸田の境にそびえ山田川、淡河川に囲まれた天然の関所である。本丸・二の丸・三の丸が絶壁の台地に広がっている。
 天然の岩山を利用して有馬重則、則頼の出城として二十数年勢威をふるった。東の明石出の道をへだてた高台には五輪塔が祀ってある。
 矢の向かい「幡山」「城の越」の地名があることを思えば鎌倉時代から平氏九代、淡河氏四代がこの要塞の地を出城としたものと思われる。
 兵達は下三津田全域に住んでいたらしい。「遊女田」「小巻」という名も残っている。

『満田城跡案内板』より

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資料
 

私見
満田城本丸手前で巨石が突き刺さっています。 今日は別に城攻めするつもりはなかったんですが、なんとなく近場をとおったんで行き掛けの駄賃とばかりにここ満田城にやってきました。場所は三木城から街道沿いに淡河城にいくまでの小高い山の上に立っていました。非常にわかりづらかったのですが、なんとか城跡を示す標識前に車を止め、そこから細い道を400メートルほど歩いて城跡をめざします。脇には山一帯を覆う竹薮が日差しをあびて時折、パチパチと音を弾ませています。たまに道脇に1メートルを越す巨石がいくつか無造作に置かれています。城跡に使われたものだったのでしょうか。また堀切跡もしっかり残っていました。
 やがてそうこうしているうちにうっかり山を越え、裏道にでてしまったのですぐに道を引き返して改めて本丸跡をめざしました。ほんとにここはわかりにくかったです。なんとか道なき道を木々をかき分けながら、潅木の中に身を躍らせます。木の枝に捕まりながらすこしづつ登っていきます。足首まですっぱりとはまり込みそうなほど積もった落ち葉が、まったく人気がない、自然のまま時を過ごしてきたんだなと実感させられました。
 約10分後、汗をかきながらようやく本丸跡にたどりつきました。平坦な箇所はあまり広くなく建物があったとはちょっと考えにくいのですが、北に断崖絶壁、まわりには川が取り囲む格好のロケーションです。東側に視線をやるとなかなかいい眺望です。やはりこの瞬間が山城の醍醐味ですね。
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