バス停「戸倉東口」から北へと細い車道をあがっていきます。瀬加中学の西にある貯水池の左手にある登城口から城域をめざすわけなのですが登城口はちょっとわかりにくいかもしれません。民家の脇にありますのでそこで道を聞くくらいの感じで近づいていってください。
さて、登城道は沢のようでもありますがつづら折れで夏場でもあまり苦労せず登れるような状態になっています。10分くらいで頂上までいけるのですがいきなり衝撃を受けたのは主郭と思われる最頂部の削平地に神社が建てられており、その神社への石段が堀切を分断しているのです。城の縄張りは大きく見れば主郭から南へ2段、計3段の削平地からなり、それぞれを堀切で区切られた連郭式となっています。主郭の奥には土塁がめぐらされており、その奥には城内最大規模の堀切がきられていました。そのまま堀底を移動していくと主郭の東側には帯曲輪があります。それといつ外れたのか神社社殿の屋根が落ちていました(^^;。怖いから誰か修理してくださいよ・・。
と、まぁ思わぬ拾いものをしたような感があるこの瀬加山城なのでした。改めて付近の山城もめぐってみますが特にこの城の南西方面にある河辺城が別名瀬加山城と呼ばれるところからも行ってみようと思います。