柴城の詳細は不明であるが、竹田城の支城の一つであるとされている。

 

　柴城跡は、国道４２７号線沿いの北側、柴バス停そばにある標高２２０メートル、比高５０メートルの山上にあります。登城口は神社（？）からあがり、一旦左に大きく迂回してから右方向へと進んでいきます。夏場だというのに下草はなく、また木々も密集していないので非常に歩きやすく、また地形もよく観察できる状態です。
　城跡の状態は、丸い主曲輪を中心としてまわりを帯曲輪がつくられています。そしてさらにそのまわりを竪堀が放射状に数本作られており、その竪堀１本１本が良好に残っています。規模自体はさほど大きなものではないのですが、「ここで戦ったのかぁ」と素直に感じずにはおれませんでした。
　こういった竪堀を多用するのが竹田城支城群の特徴らしいですので、ほかにも近隣の城跡にも期待できるかもしれません。この柴城跡は比高もしれている上に夏場でも気軽に攻めることのできる（実際にはそう気軽じゃ意味ないですが（^_^;）手ごろな城跡ですよ。