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下土居城

下土居城跡


登城日:(2003.04.06→2011.02.26)
所在地: 相生市若狭野町下土井
 

【歴史】 | 【資料】 | 【私見】

歴史
下土居城の堀切 下土居城遠景、南西より  下土居城(下土井城)は文永四年(1267)、岡豊後守が矢野川と小河川とが合流する三角形の地形にある小高い丘の上に築城したとされる山城である。この城に関する攻防は一切なく、岡氏が代々続いたのだが慶長五年(1600)の関が原の戦いにおいて岡氏が宇喜田秀家に属したために、以後は没落していくことになった。

『日本城郭体系12』新人物往来社刊参照

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資料 【地図を表示する】
 

私見
南側の竪堀 主郭部、奥に土塁 二重堀切がくっきり  下土居城は、矢野川と小河川とに守られている地点にありました。以前来た時に比べて幾分か草が刈られている気がします。動物除けのフェンスに沿って南側へと回り込んでいき、そしてゲートをくぐると適当に上へと目指すというとっても適当な登城です。以前訪れた時は4月でしたが、2月だと大変訪れやすい状態なんですね。やっぱり冬は山城に最適なシーズンだと再確認させられます。しばらくすると竪堀にぶつかりました。城の南側にあり、よく見れば複雑な構造を感じとることができます。そしてそこから郭を三つ連なった構造を見たあとは、このお城最大の見どころ、多重堀切です。しかも岩を穿った実に迫力あるものですので、これを目にできただけでも十分満足できますよ。歴史にあまり登場しない無名の城ですが、現地での感動はお約束できます。いいお城です。
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