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天神山城跡登城日:(2008.04.13) 所在地: 加東市天神 |
歴史 | 天神山城は、「清水寺文書」によれば東条氏の居城であったことが書かれており、どうやら東条氏の本城と考えられるようである。のちに「加東郡誌」によって、天正八年(1580)三木合戦の折、久米荘の土豪久米五郎が居城としたとされる。 『日本の中世城館調査報告書集成15』東洋書林刊参照
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資料 |
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私見 |
標高138メートル(比高50メートル)の城山の山頂に天神山はありました。比高が知れてますので歩いて登るのがいいのですが、山頂へは途中まで車であがることもできます。城山の西側を南北に走る細い道路を北へ傾斜をあがっていき、東条勤労者体育センターを過ぎ、高齢者向けの施設があるところを右折し、右に池を見ながらすぐに池の左側にある舗装されていない山道へと入っていきます。ここからは軽でないときついかもしれません(^^;。がたがた道をあがりつつ左に見える郭跡を確認しながら、南側まで周り込むとかつては駐車場だったように見えるスペースに出ます。近代につくられた石垣もありますので、神社跡か何かでしょうかね。 ここから北にあがると郭が一つ、そのまま左側に進むと土塁状の通路があり、主郭がある頂上へと出ることができます。まっすぐに進むと主郭をぐるりと囲むように腰曲輪状となっており、北の尾根先へと何段かの郭が配置されています。 主郭は何も残っていないのですが、何かの礎石のような石が少し残っています。また北西方面にも一段作られているのが上からでも確認できます。 堀切や土塁などの山城遺構は見られませんが、郭が配置されている様子は今もよく確認することができてわかりやすいですよ。
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