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若狭野陣屋跡
登城日:(2003.04.05)
所在地: 相生市若狭野町若狭野
 

【歴史】 | 【資料】 | 【私見】

歴史
見事な寂れようの石垣  陣屋とは、江戸時代の小藩で、城郭のない大名や旗本の居所をいいます。
 寛文十一年(1671)、赤穂藩主浅野長直の孫、浅野長恒が分家したことにはじまり、長恒は江戸幕府直参の旗本となり、若狭野に陣屋を構え、若狭野十二ヶ村三千石の知行がみとめられました。これが若狭野陣屋の始まりです。
 陣屋は三千石の旗本宅としては豪壮で、1600平方メートルの敷地内に本宅(六室)内庭のほか、門・倉庫・馬屋・武器庫などがありました。
 現在、札座(藩札をつくったところ)の建物であった法界庵と、那波野西法寺に移築された陣屋門が残っています。

『若狭野陣屋跡案内板』より

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資料
 

私見
見事な寂れようの石垣  国道2号線「若狭野」交差点よりやや岡山よりの信号を右折すると若狭野の集落のなかにはいっていけます。集落へは3本の橋が並行してつくられているのですが、一番西側の橋を使うと一番わかりやすいでしょう。そのままつきあたりまでいくとそこに古い家屋が視界に入ってきます。
 陣屋前に車を停め、しばし呆然です。見事なまでに年季の入った様相(というかぼろぼろとも言う)に時を忘れました。いいです!ほんとイイ感じで寂れてます。石垣も隅にある倉庫(銭座)も今にも崩れ落ちてしまいそうです。よく今までこんなに味のある状態で残ってたなぁと嬉しくなってしまいました。子供のころだったらいい基地になってたかも(笑)。
 私は行きませんでしたが、相生駅東にある西法寺にある移築門も近いのでセットで行かれることをお奨めします。
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