詳細は不明。ただ宇野一族の砦ということだけしかわかっていない。

 

　天一神橋を越えてその先の山（標高１５０メートル）にあるのが矢野砦跡とされているところです。地元の方に道を聞き、山道を登っていきました。すぐに獣避けと思われる柵がありますので柵を開けて通ります。猪が出るそうですね。
　さて、この柵を通った通路は地面を掘り下ろしたような切り通し状になっています。どうやら堀底道を歩いているらしいです。
　砦の跡地とされるのはこの堀底道の右手側の栗林です。林といっても綺麗に足元は刈りそろえられたような状態で、２段ほどの段差の削平地が確認できました。館跡のような方形状ですが、結構広い敷地です。
　北面はこの堀で仕切られ、また南側は断崖があり、うまく山間の隠れ家のようです。宇野氏の砦といわれていますが、この山間に続く徳久城との関連があるのかもしれませんね。