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与布土氏館跡 登城日:(2004.11.28) 所在地: 朝来郡山東町溝黒 |
歴史 |
与布土(よふど)氏館は、その名の通り与布土氏の居館である。いつ頃から与布土氏がいたのかは不明だが、『朝来志』によれば明徳年間(1390-1393)に五郎左衛門尉と称する者がいたとしている。また、応仁元年(1468)には山名宗全に属し、村雲の合戦で奮戦したようである。やがて子孫が山崎氏を名乗るようになり、喜多垣に居を移したらしい。
『日本の中世城館調査報告書集成15』東洋書林刊参照
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資料 |
私見 |
与布土氏館跡は、溝黒集落の東側にある標高190メートルの山上にありました。ここも先日の台風の影響で西側斜面が大きく土砂くずれをおこしており、麓のコンクリートの囲いをめくってしまっています。登城口は西側のお寺のところから入っていく道があります。かなり土砂くずれの影響で地形がえぐれていますが、そのせいか熊笹も刈り取っていただいているので地形がよくわかるようになっています。大きな曲輪跡が並んで配置している周りを帯曲輪があり、また堀切りも見ることができます。普段だったら地形がわからないほど下草や熊笹が生えそろっていたのでしょう。感謝しながら散策させていただきました。 1日も早い災害復興ができればいいな、と思いこの地をあとにしました。
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