田中遠江守陣屋は、石山合戦の際に織田信長の臣下となった田中重久がいた陣屋である。

 

　交通の往来の激しい道路を１本路地に入るとそこはお年寄りが軒先でベンチに腰掛け、ゆっくりと談笑している緩やかで暖かい空気が流れていました。
　市役所に近い助松にある田中遠江守陣屋は、現在も人が住んでらっしゃいますのであまりじろじろ見て回るのも憚られます。ですが、歴史を感じさせてくれる風格は見ていて心地よいですね。まっすぐに道路と平行して伸びる白塀があまりにも絵になる、そんな陣屋跡でした。