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鈎陣屋跡登城日:(2005.09.19) 所在地: 栗東市上鈎、永正寺 |
歴史 | ![]() 当寺は、室町幕府9代将軍足利義尚が長享元年(1487)十月から同三年(1489)三月までの間、この地に構えた”御所”跡に建立されたといわれる。義尚は、義政と日野富子の長男として寛正六年(1465)に生まれ、文明五年(1473)将軍に就任した。応仁の乱で諸国が乱れ、将軍の権威が失墜する中での就任であった。近江には長享元年、守護六角高頼征伐のために近習・奉公衆ら直轄軍を自らが率いて出陣した。大津市坂本から「鈎之安養寺」へ、そして「真宝館」へと陣替えをしている。当寺とその周辺にのこる土塁や堀跡などが陣跡の遺構であるといわれる。 ◆永正寺 阿弥陀如来立像は、永正年間(1504〜21)に建立されたと伝わる永正寺の本尊である。来迎印を結ぶ像高81.3センチの漆箔像で、鎌倉時代半ば(13世紀第3四半期)ころに遡る阿弥陀様の阿弥陀如来である。元和二年(1616)永正寺にもたらされたと当寺の文書は伝える。 『鈎陣屋跡案内板』より
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資料 |
私見 | ![]() 車を降りてすぐにそれとわかる土塁がよく残っています。寺を囲むように残る土塁の外には堀跡があります。水田となっているところは段差がありますね。ここ、かなりわかり難かったですがこんなに遺構がよく残っているとは思ってなかったので嬉しかったです。 この日は奇しくもこの地から甲賀のお城攻めを開始します。かつて夜襲をかけてこの鈎陣屋を攻め落とした甲賀衆の城館をどれだけ攻め落としてくることができますでしょうか。
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