佐生城跡

　佐生城の詳細は明らかではないが、近江守護佐々木六角氏の家臣である後藤但馬守の居城であった。頂部に残る石垣や構造から、観音寺城の出城としての機能を持っていたと考えられている。

 

　佐生城は石垣がすごいと聞いていたので行ってみました。この日は近江の石垣を見るというテーマでお城めぐりをする日だったのです。
　城跡がある山は標高１５８メートルということでしたが、２０分もあれば十分城域に到達できます。確かにありましたよ、石垣。いきなり目に入るので驚きましたが、それよりも郭が単郭で、それなのにものすごい石垣がめぐっているというギャップのほうが衝撃でしたよ。一番迫力のある石垣は隅角部に算木積みをしており、また折れもあり、石垣に関しては大満足です。
　遺構からしてその重要度合をまざまざと見せつけられた感のある佐生城ですが、それ以上に観音寺城の懐の深さを感じずにはおれませんでした。以前１度行っただけの観音寺城でしたが、こんどはあちこち行って一周しないと。