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十神山城跡登城日:(2007.04.08) 所在地: 安来市安来町 |
歴史 |
安来港一帯を見渡せる位置にある十神山には室町時代松田備前守が本拠としていた。能義郡内に大きな勢力を保持していた松田氏であったが、応仁の乱の際に山名氏に味方したために尼子清定と対立することとなった。 応仁二年(1468)に尼子氏の富田城を攻めた松田備前守は逆に撃退され、十神山城は落城してしまった。 その後の十神山城は尼子十砦の一つとして松尾遠江守が守将として在城した。やがて富田城が開城した永禄九年(1566)に、毛利方の水軍児玉就忠によって落城した。 『日本城郭体系14』新人物往来社刊参照
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資料 |
私見 |
美しい空と海の中に突き出すようにして十神山が存在していました。標高92メートルの同山には南東麓にある無料駐車場に車を置いて、そこから歩いてあがることになります。北側からのルートもあるようですが、標高もしれてましたし、車を安心しておける場所が見つかったのでこれでOKとしました。 かなり整備されている登山道は遺構がよくわからなくなっていますね。山頂部には主郭とその西側には帯曲輪状の郭が残っています。また、数メートル下にも郭が回っていますが、それ以外の山城遺構はなさそうですね。というか作られてなかったのかなぁ、という状態でした。 現在の眺望はいまいちでしたが、往時はかなり見通しもよくて海上への睨みも機能していたことでしょう。
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