白浜城跡 登城日:(2003.05.11) 所在地: 安房郡白浜町白浜字一切経 |
歴史 |
白浜城は野島崎に北約700メートルに位置する、海を望む標高150メートルの山城である。文政二年(1445)安房を統一した時に里見義実が拠ったとされているが明らかではない。が、かつての海岸線は現在よりも内陸部にあり、白浜城が海に面していたこと、海運の重要地とされていたこと、関東管領上杉氏と対立する鎌倉公方足利成氏の命により、里見義実が入部したらしいことなど、総合的に見て徐々に詳細が明らかになってきている。 『図説 房総の城郭』千葉城郭研究会 国書刊行会刊参照
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資料 |
私見 |
白浜城は海に面して平行に広がる尾根上に築かれていた山城です。登り口がわからず付近の方に聞いてみると「お城なんてありません。」ときっぱりいわれてしまいました(笑)。まぁ青木観音堂脇から登ることができるようになっていることは調査済みでしたので、観音堂の場所を聞き出すことが出来、とりあえず登城口まで到着できました。 そこからの急な傾斜につくられた登城道は地元の方のご努力によるものだと思いますが、おかげで10数分で上まであがることができました。 途中、土塁跡か?空濠跡かな?といった箇所がいくつかあったんですがどうもこの白浜城、戦時中に軍用地としてかなり手がはいってしまったようです。たまにある独立した小さな削平地を見ても、当時の物見台としての役割を果たしていたものなのか、軍の手によるものなのか悩まされるところです。 海の見晴らしは素晴らしいのですが、からすが群生しておりちょっと一人では怖い状態でしたが。
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