館山城跡 登城日:(2002.01.19) 所在地: 館山市館山、城山公園 |
歴史 |
館山城は現在城山公園となっており、標高72メートルの高さの城山に建てられていた。築城されたのは天正十八年に里見氏九代義康が父義頼の意思を継いだ形となって近世山城形式の典型的な名城を完成させた。やがて十代忠義の代に慶長九年(1614)、妻の祖父大久保忠隣の失脚に関連ありとされ、また勝手な城郭補修、浪人召抱えなどを理由に改易。伯耆の倉吉に移封され、館山城は破却された。
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資料 | ◆館山市立博物館分館 館山城跡は里見義康公忠義公居城跡で房総における里見氏終焉の地であります。 館山市は由緒あるこの地を永く記念するとともに広く皆様に親しんでいただくために城郭形式の博物館を建設しました。 建物は城郭研究の権威藤岡通夫工学博士(故人)の考証によるもので二重櫓に入母屋の大屋根をかけその上に小望楼をのせた天正年間の天守の姿にしてあります。 建築:鉄筋コンクリート造り 三層四階建て 総床面積:四九ニ平方メートル(約150坪) 標高:一九一メートル 竣工:昭和五十七年三月三十日 開館:昭和五十七年十月三十一日 |
私見 |
城山公園麓までくると山上にある復興天守がそびえたっています。駐車場から上っていくと右折する道とまっすぐに伸びる道とに分かれています。右折すると博物館本館へといけるのですが「OLコース廃止しました」っていう案内が非常に気になってしまいました。どういうことでしょうね・・(笑) さてまっすぐ進むと孔雀やら日本猿やらかもやらがいる動物園のようなものがつくられています。動物ですっかりかすんでましたが(笑)、実はこのまわりには見事な土塁が残されています。ついついわすれそうでしたがここはかつて里見氏が拡張しすぎて幕府が恐れるほどの名城だったのですものね。 そこから数分歩くと本丸跡にたどりつきます。三層四階建ての天守が綺麗にたてられています。なかは博物館別館となっており、展示物はすべて里見発見伝関連のものばっかりです。まぁ入場料が150円なのでまだ許せるのですが、ぜんぜん里見氏関連のものがありません。 天守がたつ右手側には急な断崖になっているのですが、縦に波打ったような状態にあるので竪堀だったのではないでしょうか。 またここは館山湾や市内一望でき、絶好のロケーションでした。
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