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南町奉行所跡登城日:(2012.06.12) 所在地: 千代田区有楽町2丁目 |
歴史 | ![]() 南町奉行所は、宝永四年(1707)に常盤橋門内から数寄屋橋門内に移転し、幕末までこの地にありました。その範囲は、有楽町駅および東側街区一帯にあたり、平成十七年の発掘調査では、奉行所表門に面した下水溝や役所内に設けられた井戸、土蔵などが発見されました。また、「大岡越前守御屋敷」と墨書きされた荷札も出土しました。 再開発事業では、石組下水溝の一部をここに再現するとともに、石材を事業所内でベンチなどに活用しています。 ![]() ![]() 穴蔵の構造は、厚い板材を舟釘で留め、隠し釘となるように端材を埋め、板材の間には槙肌(木の皮)を詰めて防水処理をしています。また、壁板の一辺には水抜き穴があき、そこから竹管が延びて桶に水が溜まる構造となっています。 ここがかつて町奉行大岡越前守がつとめた南町奉行所(東京都旧跡)であったことや、江戸時代の技術などを伝えるために設置しました。 『南町奉行所跡案内板』より
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資料 |
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私見 | ![]() そして地下に降りてみますと、明らかに不自然なベンチが置かれています。中央で目立っているのが穴蔵の板枠の遺構ですが、今では不自然ではありますがオブジェのように再利用されていますね。なかなかサラリーマンがどいてくれないので撮影できませんでしたが、ベンチとしての第二の人生を全うしている板枠や木樋たちを遠くから眺めているのも不思議な感じでした。
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