森寺城跡 登城日:(2003.05.25) 所在地: 氷見市森寺 |
歴史 |
この城跡は、市の北部能登との国境に近く、阿尾川に沿うた標高162メートルの御殿山にあり、氷見から能登に向う荒山街道を抑えていることから、軍事的、政治的に重要な地点となっています。本来は湯山城といい、室町時代の中頃能登守護畠山義統が築いた城と伝えられています。城郭には、本丸、二の丸をはじめとして、これをとりまく土塁、石垣、空堀などに見るべきものがあり、このように雄大な城構えは氷見随一です。 『森寺城跡案内板』より
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資料 |
私見 |
阿尾城をあとにした私は同じ氷見市内にある山城、森寺城跡を目指しました。能登との国境に近い森寺城はかなり山深いところにありました。地元の方に城への登城口を聞いた時に「その先の駐車場に車を置ける」と聞いてからどれだけ山道を登ったかわかりません(笑)。あまりに登り続けるでほんと遭難するのかもしれないぞ、と思ったくらいですよ。 しかしなんとか駐車場にまで到着するとそこからは急に元気が出ますね。根っからの城好きなんですねぇ(笑)。 さて、城の中心部である本丸方面へは百間馬場と呼ばれる山道をひたすらまっすぐに進んでいくことになります。途中ほとんど起伏がなく、楽に歩いていけますので家族で来れるハイキングコースといったところでしょうか。 しかし、そこからは私の予想をはるかに裏切ってくれました。しかもいい意味で。百間馬場の途中に残る、空堀や堀切の見事なこと・・!そして石垣も残っています。高さこそないですが、まぁるい自然石で構成された石垣は当時のものだとすると見事な状態で残っているんですね。 本丸へは一段高くなった平地(現在では芝生広場となっています)の中にありました。そこもまた、石垣で囲まれており、かつての城主の力のほどが想像できるほどです。正直言ってあまり期待していなかったのですが、ここは絶対行って損はないと思います。山城好きな方、家族同行の方、お奨めですよ(^0^b
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