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大野城跡登城日:(1998.11.21→2010.08.17) 所在地: 大野市城町、亀山公園 |
歴史 | ![]() ![]() ![]() 越前大野城は亀山を利用し、外堀・内堀をめぐらし石垣を組み、天守閣を構えるという中世の山城にはみられなかった新しい方式の城でした。 江戸時代の絵図には、本丸に望楼付き2層3階の大天主と2層2階の小天主・天狗櫓などが描かれています。本丸の石垣は、自然石をほとんど加工しないで積み上げる「野面積み」といわれるものです。 江戸時代には町の大火により、城も幾度か類焼し、安永四年(1775)には本丸も焼失しましたが、寛政七年(1795)に再建されました。廃藩後、城の建造物は取り壊され、石垣のみが残されました。 ![]() 昭和二十九年七月一日 『大野城跡案内板』より
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資料 |
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私見 | ![]() ![]() 右手には真直ぐ伸びた水堀が復元されていますが、かつての外堀の一部である「百間堀」です。往時は城の南方を流れる新堀川と繋がっていたようですので、随分と幅が広いものだったのでしょう。堀底も石垣も明らかに近年造られたものとわかる状態ですが、それでもなかなかの存在感があります。 そして、山上に見える天守を目指して坂道をあがっていきます。そういえばここは冬期間閉鎖となるんですよね。前回訪れたのが11月で閉鎖前だったのでしょう、きっと貴重な雪景色のお城を拝めていたのですね。 ![]() ![]() やっぱりいいですねぇ、野面の石垣。青い空と木々の緑と実によく合った開放感あふれる本丸です。そして三方に広がるような形状の中央には二層三階の天守と、脇に小天守がこじんまりしています。しかしそのおかげで一層石垣が引き立っているように見えます。昭和43年に寄付によって推定復元された天守ですが、そんなに違和感なく造られているなと感じます。そして何より天守から見下ろす市内の眺望が素晴らしい。近世城郭はこうでないといけません。 ![]()
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