東山砦跡

　東山砦は、黒井城の出城の一つで、南東の尾根筋に延びるピーク上に存在する。

 

　東山砦へ行く為黒井城を一旦下山し、車で給水タンクの階段下までやってきました。階段があるから登りやすいだろうとは思うのですが、かなりきついです。はぁはぁ言いながらなんとか頂上に出て、左側からタンクを回りこんで目指すピークへと方向を定めます。
　急な下りのあとは鞍部に出て、そこからまた登りです。その登った先に削平地があり、ピークが主郭とされているところです。またその先には南西に延びる尾根上に５つの郭が並んでいました。いずれも削平が甘く、郭間にある堀切も埋もれてしまったのかなんとか確認できる状態でした。確認を怠ったのが主郭の東から北へとめぐらされている帯曲輪です。
　この砦もまた黒井城とは反対側からの攻撃を意識した構造だと思っていたのですが、そうなると現在の貯水タンクが建てられているところにもなんらかの郭なり砦がないといけないように思えます。今は一切分かりませんが。