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北条陣屋跡登城日:(2005.08.17) 所在地: 加西市北条町北条 |
歴史 |
北条陣屋は小田原の大久保加賀守の出張陣屋である。天和元年(1681)から延享二年(1745)までの64年間、北条の地は大久保領であった。 小田原藩は当時富士山の噴火による被害でその領地は作物が甚大な被害を受けた。その救済策として幕府は全国に替地を与えたのである。東播では多可、加西、印南に約2万石を与えた。初代代官として赴任してきた一丸又四郎高重 は善政を行い、地元民に慕われていたようである。 小田原領はやがて、寛延年間(1748−51)に田安領となり、取り壊された。 『加西のふるさと散歩』加西市教育委員会刊参照
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資料 |
私見 |
加西市の奥まったところ、北条町には路地を少し入ると古い商家や街道の佇まいが今も残っています。かつては陣屋が置かれ、北条の繁栄に大いに貢献したのですね。場所がずっとわからなかったのですが、どうも現在の大信寺の北側一帯あたりだそうです。現在は民家や畑になっておりますので往時を偲ぶことはできませんが、北条町を散策するとふと江戸時代に足を踏み込んだかのような錯覚を覚えるかもしれませんよ。
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