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井ノ口城跡 登城日:(2001.09.23→2007.01.27) 所在地: 加古川市上荘町井ノ口、みとろ荘 |
歴史 |
井ノ口城(井ノ口構居とも言う)は、加古川の西岸から約2百メートルほど離れた丘陵地帯の上にあった。
城主は志方城主である志方家則の次男志方孫次郎家金であると伝えられている。『播州諸城交代連綿之記』明徳二年(元中八、1391)の合戦に武功をあげたのが井口氏の祖で、その子の井口伝右衛門家基・兵庫助家繁と居城した。のちに、揖保郡浦上荘・栄の城に移り、その後、天正年間には志方の家臣依藤三河守・同小八郎(別所安治の末子)の居城になったようである。 そして天正六年(1578)に依藤氏は三木城にあって、羽柴秀吉軍と戦い、三木城と運命をともにすることになった。 『日本城郭体系12』新人物往来社刊参照
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資料 |
私見 |
井ノ口城のあった場所はみとろ荘が建ち、完全に遺構が破壊されているということを知っていたので特に見にいかなかったのですが、なんとなく足を運ぶと意外にも城址碑がたっています。細工所陣屋で見た、金属でできた錆び錆びのやつでしたが、それでもまさかみとろ荘の玄関口に堂々と立っていたのはびっくりしました。 足をみとろ荘の南側に向けます。丘陵部から意外と傾斜がある斜面になっており、「たぶんここに城があったんだな」と想像をさせてくれる程度は感じることができました。 温泉につかりにくる人もまさかここが城跡だなんて知らないだろうなぁ・・(笑) 加古川市内のいくつかの城跡の碑が新しくなってきてます。この井ノ口城もその1つでした。入り口横に綺麗な案内板が建ってますね。
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