HOMEへ Check   Twitterでつぶやく  

市野瀬城跡
登城日:(2004.03.27)
所在地: 美嚢郡吉川町市野瀬
 

【歴史】 | 【資料】 | 【私見】

歴史
東側斜面からみた城跡  市野瀬城は、藤田玄門が居城していた城であるとされている。藤田氏は天正六年(1578)の三木合戦には別所方として参戦し、天正七年の大村坂の戦いにより、戦死したようである。

『日本の中世城館調査報告書集成15』東洋書林刊参照

【戻る】

資料
 

私見
郭跡にのこる土塁  市野瀬城跡は、東吉川小学校の裏手にあたる台地上にありました。比高で約4〜5メートルくらいでしょうか。南側は巨大な岩盤により取り付くようなところはなく、南西の畑になっているところから緩やかな斜面をのぼっていきます。
 城跡は郭跡が1つだけあるシンプルなものですが、東側がコの字状に土塁がめぐらされてあるのが確認できます。ちょうど竹が綺麗に刈られており、遺構を確認しやすくなっているんですね。
 また、西側にも見張り台のような小さな削平地があり、今は小さな祠がまつられています。その西側は南北に堀が作られていて、現在はその堀跡を歩いて裏側に回りこめるようになっています。かつては北側と東側にも堀があったようで、今でもその雰囲気を感じ取ることはできます。
 ここは同町内でも比較的はっきりと遺構が残るいい城跡でした。
【戻る】