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草置城跡登城日:(2005.05.25) 所在地: 宍粟市一宮町草木 |
歴史 |
草置城は、但馬国の高倉城主田路大和守胤直の嫡男、田路隠岐守胤純が天文七年(1538)に築城したとある(『播磨鑑』)。胤純は長水城の広瀬氏の家臣であったと書かれている。
『「日本の中世城館調査報告集成15』東洋書林刊参照
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資料 |
私見 |
一宮町を南方面から国道29号線を北上していき、「安積橋」の信号を右へ折れひたすら道なりに進んでいきます。福地渓谷へと曲がる地点も過ぎ、揖保川に並んでさらに車を走らせます。やがて百千家満(おちやま)あたりで草置城の幟がいくつもたてられていますからわかると思いますが右手に山道へと入っていく手前に「草置城」への看板が置かれています。そこから山道ですが、整備された車道ですので安心して峠まであがっていくことができます。すると・・・ありました。2006年4月29日に完成した草置城が。 左手に二階建てのお城風な真新しい建物がありました。まさかこれがお城・・?愕然としたのもつかの間、建物奥へと続く階段の先には山城遺構が見事に残されていました。 255段の階段をかけあがると、標高601.6メートルの頂上に主郭らしい削平地があり、両翼の尾根先にもそれぞれ広がりを見せる縄張りとなっているのがよくわかります。真新しいから余計なのでしょうが、遺構が見やすくなるように配慮して整備されているのがよくわかりますね。 主郭を降りていくと実に大きな堀切がありました。ここだけ見たら随分と見ごたえのある山城です。まさかはじめにあんな建物に遭遇しようとは(笑)。 この草置城の幟には『雲海に建つ草置城』となっています。こんどは寒くなった雲海の季節に遊びにこようと思います。主郭から見下ろす揖保川沿いの景色は絶景ですから。
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