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野村城跡
登城日:(2004.08.16)
所在地: 氷上郡春日町野村小字木寺
 

【歴史】 | 【資料】 | 【私見】

歴史
土塁がよく残る野村城跡  野村城の築城年代、歴史の詳細は不明である。『丹波誌』によれば初代城主は野村出雲守家長、次いで二代目には野村信濃守家久、その次が野村太郎兵衛有久となり、天正の頃にこの代で没落と記されている。
 築城の頃は不明だが、いつのころからか野村氏が居城するようになり、黒井城城主荻野直正に臣従して支城となったところを天正七年(1579)の黒井城の落城と同時期に没落していったのであろうと考えられている。

『日本の中世城館調査報告書集成15』東洋書林刊参照

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資料
 

私見
土塁の東側は水濠でした。今はこんな状態  野村城跡はこのあたりには珍しい平城です。中世初期によくあったとされる掻き上げ式のもので方形状がよくわかります。土塁は北側から東、そして南側へと「コの字」形でつながっており、その現存状況には驚かされました。また、西北部にある小さな八幡社は城内を守るものだったようですね。現在は公民館の敷地内となっていますので、これを目印にすれば簡単に野村城に到達できると思います。ちなみに私は正確な場所がわからなかったので「付近を適当に流してわからなければ次へ行こう」と決めていたのですが、その心配は無用でしたね(^^;。
 いやぁほんとにすばらしい土塁です。これから先もこの状態を残していっていただきたいです。あとは案内板や城址碑があればもっと嬉しいのですがね。
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