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岡城跡


登城日:(2005.04.29)
所在地: 朝来市和田山町岡
 

【歴史】 | 【資料】 | 【私見】

歴史
土橋の両脇には石垣が積まれていました 南側から見上げた岡城跡  岡城の詳細は不明である。その構造から織豊系山城であるとして築城時期を天正八年(1580)〜十三年頃を想定されており、竹田城の支城として考えられているようである。

『史跡竹田城跡』和田山町教育委員会刊参照

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資料
 

私見
高さ2メートル以上の土塁がめぐらされています。 井戸跡も綺麗に保存されています。  国道9号線を折れて法道寺集落へと南下し、そのまま岡集落内へと車を進めます。岡城は集落の北西部標高126メートル余りのところにあり、段々となった畑の中央にそびえる山城でした。
 見るからにそれとわかる鬱蒼とした木々を見て確信すると共に、そこへと伸びる鉄製階段を見て「城跡への楽しみを阻害するような野暮をしてくれるよなぁ」と感じました。
 おかげで楽々と三段ほどの段差を越え、郭に到達することができました。階段を上り終えてわかったのですが、そこからの状態は下からではまるで想像もできなかったほどの完璧な状態だったのです。
 南側からの土橋が現在では唯一の出入り口となっています。その土橋の両斜面には石垣が組まれています。それだけ見てもこの城が周囲の山城とは違うなと思わせてくれました。そしてそのまま郭内へ。
 そこでしばらく佇んでしまいました。圧倒されるといったほうがいいでしょう。方形状の周囲を高さ2メートルを越える土塁がぐるりと四方を取り囲んでいるのです。驚くべきことに内部は余計な木々は伐採され、遺構が実に分かりやすくなるよう整備されていたのです。素晴らしすぎます。
 内部に石垣造りの井戸もあり、かなり深くまで覗きこむことができました。土塁はきっちりその上を一周して確認するのは当然ですが、西側に切欠部があるのはどうやらそこも通路となっていたのでしょうね。残念ながらそこには伐採した木の枝が積み上げられていましたので写真を撮ることはできませんでした。
 それにしても下から見上げたときの鉄製階段を見た時の感想はどこに行ってしまったのかというくらいのギャップに驚きでした。ここはお奨めです!
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