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竹田城跡登城日:(1998.08.14→2007.3.17) 所在地: 朝来市和田山町竹田 |
歴史 | ![]() ![]() 竹田城遺構の見せ場は石垣にある。この石垣は構築技法からみて、穴太積みを採用している。穴太積みとは、近江国(現滋賀県)坂本を中心に発達した石垣構築法の総称であるが、積み方から言えば野面積み石垣といえよう。野面積みとは、加工をほどこさない自然石をそのまま積んだもので、すき間が多く、一見して粗雑に見えるが水はけがよく、崩れを防ぐ。 竹田城の場合、石垣が築かれてから約400年経つが、一部の復元箇所を除いて当時のままの姿を今日に伝え、石積みのもつ深い味わいはたとえようもない。 ![]() ![]() 『竹田城案内』より
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資料 |
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年表
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私見 | ![]() ![]() ![]() いざ本丸の上に立ち、そこからの景色は想像をはるかに上回るすばらしいものでした。柔らかそうな白い雲海が少しずつ流れていく様と、その上に悠然と存在する石垣。そしてそれが少しずつ表情を変えていくのですから全然見飽きることはありません。 残念ながら少し到着するのが遅かったせいで、十分な時間を楽しむことができませんでしたが、また再度訪れたいと思ったのでした。 春先に竹田城へやってきました。今日は遠方から知人が来られるタイミングにあわせてお城オフの開催となったのでした。オフとは言ってもやっぱり好き勝手にばらばら行動してしまう城好き達(笑)。私も実は内心狙っていた場所へと向かいました。しかし一人では不安でしたのですでに経験者の友人に導かれて向った先は、北千畳の北西方面の枝尾根上にある「登り石垣」でした。彦根城や洲本城にもあるのでご覧になられた方もいらっしゃるかもしれません。この竹田城にも登り石垣が見られるのです。その前に北千畳下にある井戸跡も確認しました。ここは草で覆われてしまっているのでわかりにくいですが、近づくと石垣で作られていること、井戸中へは石段が組まれていることなどがわかります。ちょうど石垣山城にある井戸曲輪内の井戸が思い出されます。といってもあんなにすごいもんじゃないですけど(^^;。 ![]() ![]() 石垣は今にも崩れ落ちそうなので無茶して上に乗ったりしないでください。とは行っても脇を進むのもかなり困難です。一番の悩みは「どうやって写真にうまくおさめようか」ということだと思います。でもここの石垣は洲本城よりも明るい場所にありましたし、比較的撮影はしやすいと思います。またその下には櫓台のような削平地とそれを支える石垣が見事に残っているのに気づかされます!何度も竹田城には来ていましたがここまで見に来たのは初めてでした。 ここから下にはわずかな道筋があるように見て取れました。西側麓には殿城があったとされています。それが山麓にある城主の居城だとすれば、それへと繋がるルートなのかもしれませんね。そういった探索はまた次の機会とすることにして、今回は登り石垣だけで十分堪能させていただきました。
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