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大屋の土塁
登城日:(2006.12.10)
所在地: たつの市新宮町大屋
 

【歴史】 | 【資料】 | 【私見】

歴史
大屋集落周辺の航空写真(昭和49年)
 ▲土塁を強調 ■土塁を強調拡大
 中山城の東方約1キロメートルの辺りで土塁状の遺構が残っている。長さ約70メートル、幅約8メートル、高さ約4メートルの規模を誇るそれは南北に伸び、大屋の集落を守るように逆L字状を成して北西へと伸びている。詳細は不明だが、中山城の防御施設として考えられており、土塁の東側には土塁に沿うようにして堀跡も見られる。(国土交通省の「国土画像情報(カラー空中写真)」利用)

『栗栖里』新宮町教育委員会刊参照


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資料
 

私見
現在の大屋集落と土塁跡の遠景 土塁跡の近景。  中山城に行く手前で広大に広がる田んぼもよく見れば栗栖川から見て二段の段差を持つ丘をなしているのがわかります。『栗栖里』によればこれも中山城の防御機構の1つとしてみているようです。正直、そこまで強大な防御設備が必要なのかがわからないですが、東側から順に栗栖川・札楽川→段丘崖→堀→土塁→大屋の集落→善定川の堀と続くんだそうです。ほんとうかなぁ・・・(^^;;。
 しかし平和な田園風景とのどかな集落が有事には巨大な要塞と化していたかもしれないという想像が実に刺激的でいいですねぇ。ビンビンきますよ(笑)。これからは城跡だけじゃなく周囲の集落や川の流れなども視野に入れて城めぐすればもっと楽しくなるかもしれませんね!
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