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落葉山城跡 登城日:(2004.11.07) 所在地: 神戸市北区有馬町 |
歴史 |
落葉山城(有馬城とも)を誰が築城したのかは明らかではない。南北朝時代以来有馬郡を有していた赤松有馬一族か、あるいは戦国時代に三好宗三政長が築城した城であるとも言われている。 落葉山城が歴史にその名を表わすのは「湯山合戦」があげられる。当時摂津から勢力を拡大してきていた落葉山城に居城していた三好政長は、丹波や播磨への進出も目論んでいた。それを聞き及んだ三木城城主別所豊後守家直は落葉山城を攻撃し、三好氏を撤退させた。天文八年(1539)のことである。 その後は周辺を支配下に置いた有馬民部少輔村秀が居城したが、天正七年(1579)の織田信忠軍の前に開城。以後は廃城となった。 『ひょうごの城紀行(下)』神戸新聞総合出版センター刊参照
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資料 |
私見 |
標高533メートルの城山にある落葉山城跡へは有馬温泉観光案内所を向かって左側にある妙見寺への参道をあがっていくのが最短ルートとなります。長い階段を上り詰めた頂上部にある妙見寺が本丸跡となります。が・・私は何を思ったかまったく逆から登ってしまいました。 わざわざ太閤通を下り、左折しゆけむり坂を上っていきました。そして有馬グランドホテルをすぎたあたりから左に山道を入っていきます。結構手入れがされているのでハイキングコースのようなのですが、かなりしんどいです。かなり歩かされた結果、ようやく尾根筋に出たところは城域内でも一番遺構がよく残っている部分でした。 西側の別峰にある出丸部分との間には大きな竪堀が切られ、そこから何段かの郭跡が残っています。このあたりだけは天正年間に改修された部分なのでしょうか。ただ残念なのは切岸を見るのを忘れてしまっていました。 あと、紅葉を意識してここに来てみたのですがまだ少し先のようですね。イチョウが見事に黄色いゾーンを形成しているところは素晴らしかったですが、全体としてはもう少し時間がかかるようです。やはり台風の影響なんでしょうか・・妙見寺も修復中でしたし。
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