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太平山城跡
登城日:(2004.12.18)
所在地: 佐用郡上月町上月
 

【歴史】 | 【資料】 | 【私見】

歴史
主郭部南にあった段差  大平山城は、正治年間(1199〜1201)得平三郎頼景が築城したのがはじまりとされている。応永年間(1394〜1428)には激しくなった山名氏との戦いに備え、今の上月城に本城を移し、ここを出城としたようである。

『日本の中世城館調査報告書集成15』東洋書林刊参照

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資料
 

私見
北側尾根に見られる削平地  久々に上月城跡にやってきました。が、今回の目的はその周囲の陣城跡です。今回はお城専門家の方も一緒なので非常に心強いです。まずは大平山城を目指すということで車を建設中の資料館脇の駐車場に置くと、何の迷いもなく急斜面を直登します。急でしたがなんとか尾根上に到達するとそこから頂上を目指していきます。途中に松茸山もありましたので季節を間違えるとえらい目になりそうです。
 さて、三角点のある山頂部を中心とするあたりは地形が平坦で城跡としての雰囲気が十分です。また、南側には高低差数十センチですが段差があり帯曲輪のようになっているのが確認できます。そのはるか先には上月城がはっきりと見えます。合戦の際には重要な拠点であったことでしょう。
 さらに、北側には4段ほどの削平地があります。北側から登ってここに兵を駐屯し、主郭部から上月城の様子を見下ろしている姿がうかびあがってきます。
 やはり自分だけで登ってちゃこうはなりませんが、専門の方が一緒だと勉強になりますねぇ。
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