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亀甲城跡登城日:(2009.03.20) 所在地: 南九州市知覧町郡 |
歴史 |
ここは、中世の亀甲城(別名蜷尻城)の跡です。らせん状の道が頂上に達し、井戸や曲輪、堀切、土塁などが残されています。北面に麓川が流れ、矢櫃橋(二重眼鏡橋)が架かっています。「矢の櫃」とか「矢引く」が語源と言われています。 この城は知覧城の出城で、鹿児島市方面からの外敵侵入に備えた前衛的城塁です。南面台地の通路を経て知覧城との連絡がなされていました。城の頂上に南北朝の忠臣知覧又四郎忠世の碑が建っています。登城道の途中にはスダジイ、クス、ヤブツバキなどがあります。 『亀甲城跡案内板』より
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資料 |
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私見 |
知覧麓である武家屋敷群を抜けると目の前に小高い独立丘陵があります。脇の街道筋を抑えるには絶好の場所ですね。城としての防御機能について知覧麓ではピンときませんでしたが、この亀甲城が連携して機能していたんですね。 城の麓はよく整備されて矢櫃橋や周辺の麓川は庭園のようです。そこから一気に頂上まで駆け上がります。公園化されてどれだけ変わったのかは分かりませんが、下から見上げていた以上に広い削平地があります。しかも大きく3段を有し、頂上の郭は帯曲輪をもつような形状でした。”麓”という城の構造や機能がまだよくイメージできていませんが、ここ知覧麓と亀甲城は見ごたえあるものだと思いますよ。
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