小杉御殿跡 登城日:(2003.03.01) 所在地: 川崎市中原区小杉御殿町1丁目、西明寺 |
歴史 |
御殿の敷地はおよそ一万二千坪(約四万平米)。絵図に表御門、御主殿、御殿番屋敷、裏御門などが示されている。 中原街道はここでカギ形に曲がっている。城下町でよく見られるカギ形の道は防衛のために工夫されたもの。背後の多摩川、さらに西明寺や近くの泉沢寺もあわせて御殿の守りが固められていた。 『小杉御殿跡案内板』より
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資料 |
私見 |
JR南武線「武蔵小杉」駅を降り立ち、等々力緑地方面へ歩いていきます。目指す小杉御殿跡は現在の西明寺にあります。徒歩約20分くらいの距離ですが、途中数ヶ所に近隣の詳しい地図が用意されていますのでそれで位置を確認することができますので迷うことはありませんでした。 『史跡 徳川将軍小杉御殿跡』と書かれた大きな石碑が中原街道が90度折れ曲がったあたりの道端にたてられていて、そこから真っ直ぐに伸びた参道から先、西明寺一帯が広大な御殿の敷地だったようです。現在はこの石碑以外は何もないようですが、小杉御殿町という地名によりしっかりと御殿跡を示すものが残っていますね。ここに車では知りませんでしたが、この近所には小杉陣屋跡がありました。住所が小杉陣屋町だなんて・・(笑)。分かりやすすぎ。 西明寺前でカクッと折れ曲がった中原街道は防備面において重要な意味合いがあるらしいですねぇ。私にはちょっと使い道が想像できませんでしたが、なんでこれで防備面が増強されるんでしょうか。いずれにせよ、徳川家康、秀忠、家光、家綱ら歴代将軍が休んだといわれている最重要御殿だったようです。
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