HOMEへ Check   Twitterでつぶやく  

有漢常山城跡


登城日:(2005.08.16)
所在地: 高梁市有漢町有漢
 

【歴史】 | 【資料】 | 【私見】

歴史
ランドマークとなっている模擬天守です。  有漢常山城は、秋庭氏居館の南、有漢川を隔てた山頂(標高265メートル)にあった山城である。周囲の比高からすれば小山と表現した方が適切な山塊頂部には二段の帯郭を付設した単郭の構えがみられる。主郭は長方形で、南辺には幅狭く一直線に走る一文字土居を残している。西辺にも微高の土塁基部があるが、郭の四周を土塁が取り囲んでいたかどうか、現状からでは明らかではない。当城の北面と西面は峻険な地形で、南の後背部も急傾斜で下降し狭い鞍部へとつながっている。
 鞍部の西側には深い谷筋が入り込み、鞍部は幅約5メートルの二重堀で切断され、後背部もなかなか堅固な構えをとっている。この城には天正年間(1573〜92)に新山玄蕃允家住が在城していたと松山城の『籠城記』に記されている。

『有漢常山城跡案内板』より

【戻る】

資料
 

私見
常山城跡です。土塁が見えます 藪に入り主郭を望む  有漢常山城は、岡山道「有漢IC」を降りてすぐ左手の山上にあります。当日は備中松山城に行くつもりでしたのでまったく予定外でしたが「おっ城跡発見!」と寄り道をしてしまいました。お城へはうかん常山公園の駐車場に車を停め、模擬天守のほうへ歩いていきます。写真は撮りますが目指す城跡はここではありません(笑)。
 模擬天守脇の遊歩道を下っていきますと左手に二重堀切を見ることができます(もっとも私が訪れた時は下草がすごくてよくわからない状態でしたが)。さらに下っていくと城跡を示す案内板が設置されています。目の前のピークが城跡なんだなとわかります。
 城跡には綺麗に整備された遊歩道がつけられていますから簡単にたどり着くことができました。でもここまで来てくれる人ってどれくらいいるんでしょうね(^-^;。帯曲輪のような地形がすでに城域ですが、突き当たりに土塁が横に伸びています。右手の藪へと続きますが、さらにもう1つ細長い郭があり、そしてさらに右に主郭が続きます。城域までのルートが綺麗に整備されているのに、そこからはあまり手をいれられていないという保存状態に好感がもてました。模擬天守につられてきた方(私)も、城跡へも是非足を運んでみてください。
【戻る】