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津和野藩御殿跡登城日:(2006.11.27) 所在地: 鹿足郡津和野町後田 |
歴史 |
この地は、旧津和野藩主亀井家の藩邸があった場所で、当時の藩邸は南北300メートル、東西140メートルにわたり、北側に建物、南側に庭園が築かれていました。 明治の廃藩とともに建物は解体され、北側は島根県立津和野高等学校の敷地(現グラウンド)となり、この庭園跡がわずかに往時の面影を偲ばせています。 庭園は藩校養老館初代学頭の山口剛斎により「嘉楽園」と命名され、池泉、築山やあずま屋等があり、周囲の景色と調和した名園であったと伝えられています。 庭園内には最後の藩主亀井茲監(これみ)頌徳碑をはじめ、大国隆正、福羽美静、山辺丈夫など郷士が輩出した先哲をたたえる碑が建立されています。 また白壁の建物は、藩主が祭礼等の催し物を見物した「御物見櫓」で、別の地にあったものを保存のために現在の場所へ移築したものです。 『津和野藩御殿跡案内板』より
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資料 |
私見 |
津和野城から降りてきたついでに津和野藩の御殿跡もみておこうと少し付近を歩いてみました。現在の津和野高校の敷地内にあったようですがそのうちの南側が嘉楽園という庭園がありました。現在は公園化された状態で整備されています。 どうやら一部発掘調査中なのかトレンチが2本ほど入っていました。覗き込むと石垣が見えましたのでかつての堀跡にかかる石垣なんでしょうかね。 ここには移築されてきた御物見櫓と、馬場先櫓が残されていますので建物が残ってないと満足しないという方にもいいのではないでしょうか。ただ、馬場先櫓にいたっては古い民家だと思って素通りしてしまったのはちょっと情けなかったです(^^;。
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