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樋山陣城跡


登城日:(2006.04.16)
所在地: 姫路市別所町佐土、御着南山公園
 

【歴史】 | 【資料】 | 【私見】

歴史
北西側に視線をやった先は姫路城か  神楽山・桶山・南山ともいう。標高166.8メートル。山名の由来は宝暦12年(1762)の『播磨鑑』には神功皇后が麻生山で天神地祇を祭った際、この山に神火をかかげたことから「火山」また「神楽山」と名づけられたという伝説を載せる。頂上尾根部には牛岩と呼ばれる岩があり、この山より牛堂山国分寺に黒牛が現れたという伝説も載せ、国分寺の山号の由来を伝える。火山と麻生山は国分寺の境内だったという。
 また火山の名称から天智三年(664)以後設置され、律令(軍防令)にも規定される「烽(ほう)」の置かれた山という説もある。
 天正七年(1579)に羽柴秀吉はこの山に布陣して西北にある御着城(城主は小寺政職)を攻めたが一旦敗北し、南東の引入谷(現的形町大鳥)に退いた後、総攻撃をかけて落城させたという。

『現地案内板』より

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資料
 

私見
樋山陣城の山上はだだっ広い平地となっています。  姫路市内に城跡は多数ありますが、この桶山陣城はかなりマイナーな部類になるのではないでしょうか。お城を紹介するサイトとしては見たことがありませんが、この御着南山公園にはかつて御着城攻めの際に羽柴秀吉が陣を築いた山だったのです。登城口は鉄工団地がある北側から歩いて登ることになります。比高140メートルほどの南山公園はさすがに公園と付くだけあって歩きやすくなっていますね。
 山上は平坦な地形が広がっており、人数を配するのにも問題なさそうです。ここからは御着城だけじゃなく姫路城の天守も見えており、意外と穴場的な眺望スポットだったのかもしれません。
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