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西盛城跡登城日:(2009.02.01) 所在地: 神戸市西区押部谷町近江 |
歴史 |
西盛城は別名を近江寺砦とも云い、明石川そばの山上に築城されている。詳細は不明だが、その位置から見て、三木城から南東方面への押部城とともにこのあたりの押えとして構えられ、そしてさらに尾根を東へと進んだ先にある端谷城へとつながる別所氏の支城の1つであったと見られているようである。
『日本の中世城館調査報告書集成15』東洋書林刊参照
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資料 |
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私見 |
西盛城へ行くには、神戸電鉄粟生線「押部谷」駅そばの西盛口の交差点を道なりに南下し、明石川を越えて約250メートル行ったあたりの細い道路に左折します。そこから集落を抜け、山道をあがっていく手前で軽ならなんとか停められるスペースがあります。そこから左手にある山を目指せば城跡にたどりつけます。比高は50〜60メートルくらいなのでたいしたことはありませんでしたが、結構尾根道を歩きましたのでひょっとして行き過ぎてないかと不安になりますのでご注意を。 遺構自体は日本城郭体系に簡単に載っていますが、大きくは4つの独立した郭から構成され、堀切で区切られています。また主郭には北東部に小さな土塁?があり空堀が周囲を巡っています。これはなんのための構造なんでしょうか。気になる遺構でした。 気になるといえばこの西盛城、あちこちに赤いテープや赤いスプレーでマーキングがされています。神戸市の調査なのかなと思いながら散策していましたが、途中でスプレー缶が捨てられているのに遭遇しました。まさか自治体じゃないとは思いますが、なんともやりきれなくなります。ゴミは持ち帰って、城跡は大切に。
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