淡河城から南西方面4〜500メートル離れた丘陵端に西付城はありました。ちょっと分かりづらいのですが、綺麗に舗装されて砂利が敷きつめられた道路と段差のある田圃が広がっているところが目印です。城跡はそこから北へ茂みの中に踏み込んだ先にあります。人が1人入れる程度の穴が開いていますでそこから奥が見えるようになっている茂みに身を滑り込ませます。約4メートルほど降りていくと外からではわからなかった広い空間が存在していました。そして右手側を登るとさらに広大な平面があり、端をぐるりと高さ1メートル未満の土塁がめぐらされていました。また中央部付近には堀跡のようなものも見えます。完全に城跡だとわかるこの状態は藪の外からでは全く想像できなかったものでした。
ちなみにさらに西の尾根にも足を伸ばしてみましたら細い枝尾根へとなり、やがて土橋か竪土塁かというような地形となりました。この付城の遺構なんでしょうか。自然だと思いましたけどあまりに出来すぎだとも思えましたので・・。
ところでこの西付城を含む淡河城を囲む付城は東西南北に4箇所あったわけですが、南付城へ行くには厳重なフェンスをくぐり抜けなければなりません。これって勝手に外していいようには見えないのですが、通っちゃいけませんか?(^^; って・・どこに聞けばいいんだろ。