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番屋七兵衛屋敷

番屋七兵衛屋敷跡


登城日:(2009.01.25)
所在地: 小豆郡小豆島町岩谷
 
【歴史】 | 【資料】 | 【私見】

歴史
天狗岩丁場の麓に残る番屋七兵衛屋敷  江戸初期、大坂城修築に際し、当地より筑前黒田藩が採石し、普請終了後家臣七兵衛をして残石監護に当らせ、その子孫は明治維新までその役に従った。
 この所は「番屋敷」と呼ばれている。

『番屋七兵衛屋敷跡案内板』より

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資料
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私見
天狗岩丁場の巨大な種石 天狗岩丁場の刻印  小豆島にはいくつも石切り場(石切り丁場)と呼ばれる石垣用の石材を切り出す場所があります。特に小豆島東岸、国道436号線そばの岩谷地区には多くの石切り場が集まっており、天狗岩丁場の規模や、石切り場の様子にはただただ圧倒されるばかりです。そんな石切り場を管理するためにここに番屋敷が置かれたのですね。とっくに用途を終えた時代でも明治維新まで子孫が代々滞在されていたのには驚きですよね。お気の毒というべきか・・代々名誉なお役目を仰せつかったというべきか・・。ちなみに黒田藩から支給されていたのは2人扶持だそうです。
 現在は下草や竹藪で確認しづらいですが、平地と低い石積みが確認できます。ここを訪れられましたら、ぜひ小豆島内に点在する各石切り丁場を見てまわってください。矢穴がたくさんつけられた巨石が、当時の想像を絶する苦労を語りくれませんでしょうか。
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