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横井上台場跡


登城日:(2007.01.28)
所在地: 岡山市横井上
 

【歴史】 | 【資料】 | 【私見】

歴史
土塁の内側には砲座が並んでいます。 円墳を利用した遺構はそのまま残されている。  地元の人たちから「お台場」と呼ばれるこの遺跡は、古墳時代中期に築造された直径四十メートルの円墳と、それを利用した江戸末の砲台場である。かつて、この付近には数多くの古墳があったが、相次ぐ開発のため、今ではこの古墳のほかに数基を残すのみとなった。
 お台場は、幕末に岡山藩津山街道に対する防備のため、古墳の周囲に土塁を築いて砲台と見張り台とし、藩兵がしばしばここで大砲射撃の練習をしたと伝えられている。現在でも土塁が往時の時のとおりのこされており、古墳と砲台場が重なった貴重な遺跡である。

『横井上台場跡案内板』より

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資料
 

私見
北側を向いている横井上台場 関係ないかもしれませんが、横井上台場西斜面には巨石が  山陽自動車道「岡山IC」を降り、国道53号線を北上します。山陽自動車道の下をくぐってすぐの信号を右折すると目の前に急な傾斜の高台が見えてきます。この頂上部、一番奥に横井上台場がありました。
 この台場は他の岡山県内の台場と違うところは、海岸沿岸部に設置されず陸戦用に築造された台場であるということです。元々円墳があったものを利用し、土塁や砲座を築き、大砲射撃の練習をしていたようです。現在も見事なまでに綺麗な状態で残っていますが、砲座は北を向いて作られており、4門ならんでいます。岡山城の北にあることから見ても、北側からの敵を想定したものなんですねぇ。
 ところで台場のすぐ西側斜面には巨石がごろごろと転がっており、人口的に積み上げられていたものが崩れてしまっているように見えます。いつの頃のものか不明ですが、気になってしまいます。
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